台風22号は「非常に強い」勢力で発達のピーク 9日朝にかけて伊豆諸島に最接近
台風22号 伊豆諸島に最接近
発達のピークを迎えた状態で、朝にかけて伊豆諸島に最も接近するでしょう。午前5時現在も、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村に暴風と波浪の特別警報が発表されています。一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹くおそれがあり、海は猛烈にしけるでしょう。暴風やうねりを伴った高波に最大級の警戒をしてください。線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
特に午前中は外に出るのが危険なほどの暴風や大雨になるため、頑丈な建物の中にとどまり、身の安全を一番に行動してください。
関東の海上でも、非常に強い風の吹く所があり、大しけとなるでしょう。暴風や高波に警戒してください。また、関東以外の太平洋側の沿岸の地域もうねりが届き、高波に注意が必要です。
予想される風・波・降水量
伊豆諸島 50メートル (70メートル)
関東地方 25メートル (35メートル)
9日に予想される波の高さ
伊豆諸島 12メートル うねりを伴う
関東地方 7メートル うねりを伴う
明日10日6時までに予想される24時間降水量(多い所)は、
伊豆諸島 180ミリ
今日9日昼前にかけて降水帯が発生する可能性があり、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
台風の暴風 家の中で いるべき所は
具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。
台風の大雨 土砂災害から避難するには
土砂災害から身を守るためには、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。
万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。