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    待ちに待った新米の季節 収穫迎えるも気象変化めまぐるしく 農家「やっとここまでたどり着いた」 秋田

    実りの秋の到来です。秋田県由利本荘市で稲刈りが始まりました。低温に、猛暑に、大雨。例年以上に気象の変化に振り回されたシーズンで、収穫作業にも影響が及んでいます。

    由利本荘市の渡辺俊明さんの田んぼです。渡辺さんは18ヘクタールの敷地で「あきたこまち」と「ひとめぼれ」を栽培していて、9月4日から収穫作業を進めています。

    田んぼには黄金色の稲穂。渡辺さんは収穫の喜びを感じながらもシーズンを次のように振り返ります。

    渡辺俊明さん:
    「やっとここまでたどり着いたという感じ、ことしは。大変だった、悪い条件が1年間でみんな浴びたような感じ」

    春先の低温や田植えのあとの日照不足。6月に入ると今度は雨が降らず水不足に。さらに収穫間近の時期には大雨に見舞われました。

    渡辺さんが特に苦労したのは田んぼの水の管理です。7月に近くの子吉川から田んぼまで引いている水路の水が枯れました。

    幸い渡辺さんは水を引き上げるポンプを早めに整備するなどして被害を免れましたが、周辺では大きな影響がありました。

    渡辺俊明さん:
    「子吉川に海水が入ってきちゃってポンプで上げられないというので、かなり稲も枯れるまではいかないけど色が変わっていた。早めの対策をしていなかったとしたら、つまんない秋になっていたと思う」

    現在も気候が安定せず収穫が思うように進んでいません。それでも生育に問題はなく、渡辺さんは一日でも早く多くの人においしいコメを届けようと懸命に作業を進めています。

    渡辺俊明さん:
    「最後まで神経をとがらせるので、消費者の皆さんはコメ価格が高い高いと言われているが安心して食べてもらいたいと思う」

    たゆまぬ努力でようやく迎えた収穫の季節。渡辺さんの田んぼでは9月いっぱい稲刈りが続きます。

    待ちに待った新米の季節 収穫迎えるも気象変化めまぐるしく 農家「やっとここまでたどり着いた」 秋田

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