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    台風12号上陸から1カ月 陥没や浸水被害 鹿児島・南さつま市、南九州市の今  

    8月21日、県内に台風12号が上陸し、鹿児島県南さつま市などを中心に各地に大きな爪痕を残しました。

    あれから1カ月、被害が大きかった地域の現在の状況を取材しました。

    8月21日。

    鹿児島の西の海で発生し、あっという間に日置市に上陸した台風12号。

    県内各地で住宅の浸水被害や土砂崩れなどが発生し、大きな爪痕を残していきました。

    あれから1カ月…

    中川雅温記者
    「台風が上陸して1カ月がたちましたが、自然体験施設にできた陥没の穴はブルーシートで覆われており、復旧作業は進んでいません」

    南九州市川辺町本別府にある「リバーバンク森の学校」は、廃校になった校舎を活用した自然体験施設です。

    ここでは校庭が大きく陥没。

    長さ20メートル・深さ10メートルの巨大な穴ができたため、営業を中止しています。

    南九州市では2025年度中に復旧工事を終わらせる予定ですが、具体的なめどは立っていません。

    施設の営業再開も未定で、結婚式やスポーツ合宿などがキャンセルになり、新規の予約も断っている状況だといいます。

    一方で、復旧が進む地域も。

    南さつま市加世田内山田です。

    台風12号により、南さつま市全体では137戸で浸水被害が発生しましたが、そのうちの7割ほどを占めたのが内山田地区でした。

    そのため被災直後に私たちが訪れたときには、道路脇に災害ゴミが山積みに。

    しかし、22日、現地を訪れてみると…

    道路に災害ゴミは見られません。

    南さつま市によりますと、災害ゴミの回収は20日までに完了。

    推計で100トン以上の災害ゴミを回収したということです。

    台風上陸から1カ月がたった今、改めて住民に話を聞いてみると…

    内山田地区の住民
    「(台風が上陸した日は)海の水みたいにどんどん入ってきた。消防隊員さんがボートに乗せて(くれて避難した)」
    「水がここまで来たから、家財道具は全部(捨てた)。娘の家に1カ月いた」
    「3日前に(畳を)敷いて帰ってきた。やっぱり家は気が落ち着く」

    新たな生活を始める人がいる一方で、県営住宅などでの生活を続けている人もいるということで、元の暮らしを取り戻すにはまだ時間がかかりそうです。


    #南さつま市 #南九州市 #台風 #リバーバンク森の学校 #災害復旧

    台風12号上陸から1カ月 陥没や浸水被害 鹿児島・南さつま市、南九州市の今  

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