全国250地点で猛暑日 9月最多更新 2日(火)は関東で再び40℃に迫る酷暑か
全国250地点で猛暑日 9月の最多記録を更新

今日全国で最も気温が上がったのは、埼玉県鳩山町の38.3℃で、次いで名古屋市の38.2℃、群馬県桐生市と埼玉県久喜市、岐阜県多治見市の38.1℃などとなっています。また、今日はフェーン現象の影響で、富山市で38.0℃、鳥取市で37.8℃など、日本海側の地域でも9月とは思えない暑さとなりました。横浜市と千葉市、水戸市では、9月としては15年ぶりの猛暑日となりました。
なお、大阪市では36.5℃まで気温が上がり、9月の高温記録の歴代1位を更新したほか、今年41日目の猛暑日となり、年間最多タイ記録となっています。また、そのほか全国で気温を測るアメダス90地点で、9月の最も高い気温を記録しました。(タイ記録含む)
関東の内陸部で再び40℃に迫る酷暑か
また、仙台では猛暑日が復活し、年間の最多記録14日をさらに更新する可能性があります。大阪で猛暑日になれば今年42日目で、2024年の記録を更新します。京都で猛暑日になれば今年54日目で、2024年の記録に並ぶことになります。
いずれにせよ、各地で厳しすぎる残暑が続きますので、真夏と変わらぬ熱中症対策をなさってください。
プレクーリングで熱中症予防
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。