北陸 記録的な少雨一転、6~7日頃は警報級の大雨のおそれ 前線が南下
6日~7日は新潟県と石川県で警報級の大雨のおそれ 前線南下型 北陸の大雨パターン
6日(水)には、前線上の低気圧が日本海を進み、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が入るため、前線の活動が活発となるでしょう。更に、7日(木)は前線が日本海から北陸地方を南下するでしょう。前線が日本海から北陸地方を南下する時は海上から活発な雨雲が直接入ってくるため、北陸地方で大雨となるパターンの一つとなります。新潟県と石川県では警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意して下さい。
これまで記録的な少雨傾向が続いていたため、極端な気象変化となります。ハザードマップで危険な箇所の確認、側溝の掃除、非常用品の確認など、今一度、大雨への備えをしておきましょう。
記録的少雨の北陸 恵みの雨の側面も
7月は本来は梅雨末期の時期で降水量が多くなる時期ですが、今年は太平洋高気圧が早い段階から強まり、梅雨明け前から夏空が広がった日が多くなったことで、極端な少雨傾向となりました。
この影響で、田んぼにひびが入るなど、稲作農家を中心に大きな影響が出ています。ダムやため池の貯水率も低下傾向となっているため、5日(火)以降の雨は恵みの雨という側面もあります。
渇水後の大雨の注意点
特に前線が南下する7日(木)は短時間に強い雨のおそれがあるため、河川や用水路の急激な増水に十分な注意が必要です。大雨の際は田んぼや用水路の様子を見に行くことは危険ですので避けるようにしましょう。
その他、アンダーパスは水が集まりやすく、冠水のリスクが高い場所ですので、近づかない方がよいでしょう。土砂災害の可能性もあるので、危険な斜面やガケには近寄らないようにして下さい。