北海道は道南中心に雨 明日は晴れて気温上昇 札幌では記録更新の可能性も
今日(7日)は、低気圧が日本海を進み、伴う前線が北海道付近を通過中です。湿った空気が流れ込み、北海道では道南方面を中心に雨で、渡島半島などでは局地的に雨脚の強まっている所があります。しかし、天気は次第に回復し、明日には広く晴れ間が戻って気温も高くなるでしょう。
今日は前線が北海道付近を通過し、道南を中心に雨
今日(7日)は、低気圧が日本海を進み、伴う前線が北海道付近を通過中です。そのため北海道付近は広く雲に覆われ、道南方面を中心に雨が降りました。渡島半島周辺や上川地方の内陸などでは局地的に降り方の強まった時間もありました。今日午前11時までの24時間に降った雨の量は、檜山地方の乙部町潮見で61.5mmとなっています。
今日これからも、道南方面では夕方にかけて雨が降りやすいでしょう。そのほかの地域は、午後は全般に曇り空で経過する見込みです。しかし、大気の不安定な状態は続くため、山間部を中心に局地的に雷雨となることもありそうです。引き続き天気の急変に注意して下さい。これまで雨の量が多くなった道南では、土砂災害や河川の増水などにも注意して下さい。
明日(8日)は皆既月食の見られる所もありそう
明日(8日)未明から明け方は、月が地球の影に隠される皆既月食が起こります。日本全国で皆既月食が見られるのは、2022年11月8日以来、3年ぶりとなり、北海道でも道東方面を中心に晴れるため、皆既月食の見られる所がありそうです。
明日(8日)以降は晴れ間の出る日が多い
明日(8日)は、北海道付近に高気圧が張り出し、各地ともよく晴れるでしょう。気温も上昇し、最高気温は平年より4度前後高い所が多く、内陸などでは30℃を超える所もある見込みです。札幌の最高気温は29℃の見込みですが、日差しが強まった場合には30℃に達する可能性があります。今年の札幌は、真夏日となった日数は昨日(6日)までに35日となっており、1876年からの統計開始以来最も多くなっていますが、明日の気温の上がり方によっては、更に更新する可能性があります。
明後日(9日)から10日にかけては、弱い気圧の谷の影響で時折雨の降る所もありますが、11日~13日は広く晴れるでしょう。気温は平年より高く経過する見込みです。