東海は災害の危険度高まる 今日17日夕方まで警報級大雨の恐れ 土砂災害の前触れは
東海の3地点で400mm超え 200mm~300mm超えの地点も多数
これまでの大雨で、すでに地盤が緩んでいます。また、雨が止んでいる地域でも、周囲の状況に注意が必要です。
雨雲レーダーで周囲の雨雲の発達を確認しましょう。また、気象庁HPの「キキクル(危険度分布)」で、周囲の土砂災害や浸水害、洪水害の危険度を確認するようにしてください。この後も、大雨災害への警戒を続けるようにしてください。
今日17日今後の雨の見通し 夕方まで警報級の大雨の恐れ
今日17日夕方まで、三重県や岐阜県を中心に、東海4県では警報級の大雨の恐れがあります。予想される1時間降水量は多い所で、40ミリ~50ミリ以上です。バケツをひっくり返したような激しい雨や、滝のような非常に激しい雨の降る所があるでしょう。同じような場所で長い時間、活発な雨雲がかかり続ける恐れがあり、雨の降り方に警戒を続けてください。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今夜以降は、日本の東にある高気圧が、さらに西に張り出してくるため、東海よりも西の地域へ、大雨エリアが移る見込みです。今夜遅くには、雨の止む所が多くなるでしょう。
土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
週間天気 3連休の天気と気温は?
19日(土)からの3連休は、高気圧に覆われて、晴れる時間が長いでしょう。一部で、にわか雨の可能性はありますが、広い範囲で雨の心配はなさそうです。その先も、しばらく晴天が続き、大きな天気の崩れはないでしょう。
日を追うごとに、気温が上がる見込みです。来週は、再び35℃以上の猛暑日となる所もあり、厳しい暑さとなる見込みです。大雨の後は、万全な熱中症対策が必要な日が続きそうです。