今日26日は東京都心で今年87回目の30℃以上 真夏日が急増する理由
東京都心は今年87回目の真夏日
午後3時までの最高気温は、東京都心で8月中旬並みの31.7℃まで上がり、5日ぶりの真夏日に。今年87回目の真夏日で、年間真夏日日数の歴代2位の記録を更新中です。
このほか今日全国で最も暑くなった三重県桑名市では34.5℃と猛暑日に迫る気温に。名古屋市や金沢市、青森市、札幌市なども8月並みの暑さとなりました。
東京都心の年間真夏日日数 上位のほとんどは2000年以降
10年ごとの平均日数で比べると、1971~1980年は44.3日に対し、2016~2025年は66.2日と、およそ50年で20日以上も増加しています。
都市化による気温上昇 最高気温の変化は夏より秋や春に顕著
気象庁の統計によると、1929~2024年の年平均気温の上昇率は、東京都心で3.4℃/100年に対し、都市化の影響が小さい15都市※は1.8℃/100年となっていて、この上昇率の差は都市化の影響とみることができます。
また、東京都心の最高気温の上昇率は、夏は1.7℃/100年に対し、春は2.5℃/100年、秋は2.2℃/100年となっています。夏よりも秋や春の方が顕著に高温が表れています。
※都市化の影響が小さい15都市(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、多度津、宮崎、名瀬、石垣島)
10月も高温 異例の暑さが収まらない
更に今日26日は「東・西日本と沖縄・奄美の長期間の高温に関する全般気象情報」を発表。この先1か月程度も気温の高い状態が続くとして、体調管理などに注意を呼び掛けています。
東~西日本では10月に入っても場所によって最高気温30℃以上の真夏日になるため、まだまだ熱中症には十分な注意が必要です。