九州、18日は大雨災害の危険が高い 夜の初め頃にかけて土砂災害などに厳重警戒を
九州は雨雲が発達しやすい
今日午前10時までの最大1時間雨量は、長崎県長浦岳で69.0ミリ(03:20)、宮崎県美郷町南郷47.5ミリ(09:20)など、非常に激しい雨や激しい雨が観測されました。
九州付近は発達した雨雲が発生しやすい気象状況で、今日18日この後も断続的に雨や雷雨になり、局地的に非常に激しい雨が降り、大雨のおそれがあります。
長崎県は佐賀県は、今夜初めにかけて線状降水帯が発生し、急激に大雨災害の危険度が高まる可能性があります。
土砂災害や河川の増水・氾濫、低地の浸水、道路の冠水などに警戒・注意して下さい。川の近くや土砂災害の危険のある地域にいる人は、避難する可能性もあると考え、備えておきましょう。
いつもより大雨災害が起きる可能性が高い状況だということを認識し、テレビやスマートフォンなどでこまめに最新の気象情報をご確認下さい。
さらに雨量が多くなるおそれも
線状降水帯が発生して、雨雲が予想以上に発達したり停滞すると、さらに雨量が多くなるおそれもあり、雨の降り方に油断できません。
大雨時の危険な場所

・河川や用水路は、大雨によって水かさが増し、流れが速くなったりします。溢れた用水路は道路との境目が分からなくなり、足を取られるおそれがあります。
・運転の際は、アンダーパスなど低い道路は雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとって下さい。
・山などの急な斜面は土砂災害のおそれがあります。決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
・地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動しましょう。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。