4日の朝は今シーズン一番の冷え込み 北海道・長野県内でマイナス7℃台
冷え込み強まる 冬日は200地点以上
午前7時までの最低気温は、北海道中標津町の根室中標津でマイナス7.7℃、北海道陸別町でマイナス7.5℃、長野県南牧村の野辺山でマイナス7.0℃など、今シーズン一番の冷え込みとなっています。0℃未満の冬日は208地点(午前7時まで)で、山梨県富士河口湖町でマイナス1.1℃、群馬県沼田市でマイナス0.5℃と、今シーズン初めての冬日になりました。
晴れる日ほど朝晩冷え込む
明日5日(水)の朝は今朝よりも雲が増え、寒気が抜けるため、冷え込みは和らぐ所が多くなりそうです。その後、7日(金)は北から冷たい空気が流れ込み、8日(土)の朝は北日本を中心に冷え込むでしょう。
8日(土)の最低気温は、旭川でマイナス2℃と凍てつく寒さになりそうです。仙台は5℃、会津若松は4℃と、内陸ほど気温が下がるでしょう。岐阜や京都は10℃を下回る予想で、暖房が必要なくらいです。朝晩と日中との気温差だけでなく、日ごとの気温の変化も大きくなるため、体調管理にご注意ください。
放射冷却現象とは
「放射冷却」とは、物が外へ熱を出し冷えることです。例えば、寒い夜に布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱はどんどん空へ逃げて、冷え込みが強くなるのです。
放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。暖かくして、お過ごしください。
