7日は東北日本海側で大雨 新潟県・石川県は線状降水帯発生か 関東から西は猛暑
東北で大雨 新潟県・石川県は線状降水帯発生のおそれ
北海道では昼頃にかけて雨が降り、局地的には雷を伴った激しい雨が降るでしょう。東北は南部の太平洋側を中心に晴れ間が出ますが、日本海側は天気が下り坂。日中以降は雨の範囲がさらに広がりそうです。午後は滝のような非常に激しい雨が降り、大雨になる所があるでしょう。明日8日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)は、東北日本海側で120ミリとなっています。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
北陸は昼頃まで日差しが届きますが、夕方から次第に雨が降りだすでしょう。急に激しい雨が降り、落雷や突風が吹くおそれもあります。また、今夜から明日8日の未明にかけては新潟県と石川県では線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。外が暗い時間帯に雨のピークとなるため、昼間のうちに安全な場所に移動するなど、大雨への備えをしてください。
東海から九州、沖縄も所々でにわか雨があり、局地的には雷雨や激しい雨が降るでしょう。
※【線状降水帯】発達した雨雲が線状にどんどん発生して、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される強い雨のエリア
関東から九州は猛暑日の所も 熱中症に警戒
熱中症警戒アラートが、沖縄から東海、北陸の18府県に発表されています。熱中症警戒アラートが発表されていない関東などでも、熱中症のリスクが高まります。昼間の暑い時間帯の外出はなるべく避けて、喉が渇く前に水分をとるようにしてください。また夜も気温が下がりにくいため、昼夜を問わずエアコンを使いましょう。
大雨の時に危険な場所
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。