本日2月2日はお麩の日。お麩は、中国から仏教の伝来とともに精進料理の素材として伝わったといわれています。
小麦粉に水を加え良く練ったものを、水の中で洗うと、澱粉がながれ、小麦たんぱく(グルテン)が残ります。さらに水で洗ったのが湿麩(しっふ)。これに強力粉や米粉を加えたのが「生麩」、生麩を焼いたものが乾物として扱われている「焼き麩」です。
主成分は良質なたんぱく質で消化によく、肉を食べず大豆たんぱく中心の僧侶達にとって、お麩は貴重なたんぱく質源でした。寺から門外不出であった麩が全国に広まっていくこととなるのは江戸時代。今回はそんなお麩の魅力にせまります。