初夏に 甘い香りを運んでくれる「クチナシ」。
香りが楽しめる花は意外とたくさんあり、春はバラやじんちょうげ、夏はハゴロモジャスミン、秋はキンモクセイ等の花があります。
この6月はクチナシが白くて可愛い花を咲かせる季節。低木ですが近くを通りすぎるだけで、この強くて甘い香りに気が付くのではないでしょうか。実は熟すと黄赤色になり、ご存知の通り着色料や染料として使われるほか、漢方では山梔子(さんしし)と呼ばれ消炎・利尿のほか様々な効用で重宝されています。口内炎やのどの腫れによく利くといわれます。今回は、このクチナシのよもやま話に注目していきます。