北海道の北東に位置する知床半島は2005年、世界自然遺産に登録されました。半島の東側が羅臼町、西側が斜里町。東から西、西から東に陸路で行くには、知床横断道路が一番の近道です。
この道路は国道334号。標高738mの
知床峠を通って東西を行き来できるので、ドライブコースとしても大人気です。道路の北側にそびえる雄大な
羅臼岳には、7月下旬でもまだ残雪が見られるので、猛暑を逃れてくる観光客には一服の涼となっています。また、斜里側から入って峠を通ると、晴れた日は海の向こうに国後(くなしり)が見えるほか、手つかずの大自然を感じる山々の連なりは、まさに「ザ・北海道」。特に秋の紅葉は最高に美しい景観です。