紫外線量は紫外線の強さに時間をかけて算出するため、紫外線が強い時期は必然的に紫外線量も多くなります。[注1]
紫外線の強さは時刻や季節、天気、オゾン量などによって異なりますが、同じ気象条件なら、太陽が頭上に来るときほど強い紫外線が降り注ぎます。日本の場合、季節は6~8月、時刻は正午頃が最も紫外線量の多くなる時期となります。
実際、気象庁のデータをもとに環境省がまとめた札幌・つくば・那覇の3地点の月別紫外線照射量は、いずれも7月が最も多く、次いで8月、6月の値が高くなっています。[注1]
一方、紫外線量が最も少なくなるのは12月、1月で、その前後にあたる11月や2月も他の時期に比べると紫外線量が少ない傾向にあります。3月になると紫外線量がぐっと増えることから、季節ごとの紫外線量は冬<秋<春<夏の順に多くなるのが一般的です。
なお、1年のうちの紫外線量は4~9月がおよそ70~80%を占めており、春~初秋にかけての紫外線対策が特に重要であることがわかります。[注1]
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環境省:紫外線環境保健マニュアル2020[pdf]