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    古名はゆかしき「思ひ草」。秋の野辺の奇花・ナンバンギセルの咲く季節です

    2017年09月11日

    サイエンス

    古名はゆかしき「思ひ草」。秋の野辺の奇花・ナンバンギセルの咲く季節です
    秋は風情のある花が多いもの。「秋の七草」は勿論、ワレモコウ、ツリガネニンジン、リンドウ、ショウマ類、ノギクやタデの仲間などなど…。秋風にそよぐ草花たちの競演から、ふとその根元の地面に目を落とすと、そこには不思議な花が。褐色の細い茎の先に、下向きに筒状の赤紫の花が一輪。葉はまったく見当たりません。キノコかツクシのようにも見えるその植物はナンバンギセル。他の植物の根に着生する寄生植物です。名前も姿も奇妙なこの花は、古くは万葉集で「思ひ草」と謳われた植物。秋の訪れとともに野辺にひっそりと咲き始めます。

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    ホシナ コウヤ

    漫画家ライター

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