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台風のしくみ

台風が発生する場所

  • 台風は、一年中暑い熱帯地方である北緯5度から20度くらいの海上でもっとも多く発生します。このあたりの海は他の場所と比べて海水の温度も高く雲が多く、台風が渦を巻く力もあるためです。

台風のエネルギー源

  • 台風のエネルギー源(画像1)
  • 1. 熱帯の海上にいったん空気の渦ができると、渦の中心に向かって、多く水蒸気を含んだ空気がまわりから流れ込みます。そして、上昇気流が生まれます。
  • 台風のエネルギー源(画像2)
  • 2. 雲が作られ、雲は背高く成長して積乱雲にまで発達します。雲のできる過程で、水蒸気が水粒に変わります。
    そのとき、非常に多くの熱を放出します。その熱がまわりの空気をあたため、上昇気流はさらに強まります。
  • 台風のエネルギー源(画像3)
  • 3. これが繰り返されていくうちに、小さな渦は大きな渦にまで発達します。
    これが熱帯低気圧の発生です。熱帯低気圧が発達すると台風となります。
    同じ熱帯でも、大陸には熱帯低気圧はできません。これは、海から放出される莫大な水蒸気が台風のエネルギー源であるからです。

台風(熱帯低気圧)と温帯低気圧の違い

  • 台風は、熱帯大気という同じ性質の空気のなかで生まれて発達します。
    温帯低気圧は、異なる2つの空気の衝突で生まれます。低気圧の中心からのびる前線は、異なる気団の境目です。両者の性質が異なるほど、温帯低気圧は発達します。
  •   熱帯低気圧 温帯低気圧
    風速 中心に近づくと急に強くなる。 一様に強い。発達した低気圧では、中心付近よりも周囲のほうが強い。
    等圧線 丸い。中心付近で急に混む。 いびつ。中心付近で混むが、おおむね一様。
    前線 前線を伴わない。ただし、周囲の風向きは違う。 温暖前線、寒冷前線を持ち、前線の両側の温度差が目立つ。風向も異なる。
    時期 日本へやってくる台風は、夏から秋が多い。 四季を問わず。

台風の構造

  • 台風の断面図
  • 台風は回転する巨大な空気の渦巻きです。下層では反時計回りに中心に向かって空気が吹き込みながら上昇し、上層で時計回りに噴出しています。台風の高さは発達したもので約15kmです。
  • 台風の眼 台風の眼では下降気流がみられ、雲がなく風雨も弱くなります。台風の眼の直径はおよそ20~200kmに及びます。一般に台風の眼が小さく明瞭になるほど台風の勢力は強くなります。
    アイウォール 台風の眼の周囲はアイウォール(eyewall)とよばれる、非常に発達した積乱雲が壁のように取り巻いています。そこでは、猛烈な暴風雨となっています。
    スパイラルバンド アイウォールのすぐ外側には、やや幅の広いスパイラルバンド(内側降雨帯)があり、激しい雨が連続的に降ります。
    アウターバンド スパイラルバンドの外側の、台風の中心から200~600km付近にある帯状の外側降雨帯をアウターバンドと呼びます。この領域では断続的に激しいにわか雨や雷雨、時には竜巻をもたらします。
    雲の頂上 時計回りに空気が発散されます。

台風を知る

  • 台風と熱帯低気圧はどんな違いがあるのでしょうか。台風の正しい定義や台風の名前についてご紹介します。
  • 台風の発達のしくみや台風の中でどんなことが起こっているのかを知ることは、台風が近づく地域のどこでいつ風が強くなり、大雨となるのか判断する一つの材料になります。
  • 台風はどんな経路でやってくるのでしょうか。また、台風情報を正しく理解することは、台風に備えることにつながります。ここでは、tenki.jpでの台風情報の見方を説明します。
  • 台風による災害は単独で発生することは少なく、複合して大きな被害をもたらします。ここでは特に災害に注意しなければならない地形や気象条件のパターンをご紹介します。
  • 台風への防災対策が進んだ現代であってもなお、災害を最小限にするためには努力が欠かせません。日頃からできる防災対策から、いざというときに役立つ防災対策まで、さまざまな対策方法をご紹介します。

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