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津波の特徴

津波の伝わる速度

  • 海が深いほど津波は速くなる。
  • 海が深いほど津波は速くなる。
  • 津波の速度は海が深いほど速く、その速さはジェット機なみです。また、陸に近く水深の浅い場所でも、新幹線なみの速さがあります。陸上に上がった津波は勢いがついているため、たとえ短距離の世界記録保持者でも、走って逃げ切ることはできないくらいの速さといえるでしょう。

海岸近くでの津波の動き

  • 陸地近くで津波は高くなる。
  • 陸地近くで津波は高くなる。
  • 津波は陸地に近づくと、海岸や海底地形によって伝わる速度や進行方向が変化します。また一般的には、波の高さは陸地に近づくほどに高くなり、V字型に切れ込んだ湾の奥では、特に津波が高くなる傾向があります。津波は、サーフィンの波のような覆いかぶさるようなかたちではなく、切り立った壁のようなかたちでやってきます。海面全体が盛り上がり、巨大な高い壁がものすごい速度で迫ってくるようなイメージです。

津波の遡上(陸上での動き)

  • 津波はかなりの高さまで陸上を駆け上がる。
  • 津波は海岸に達して、海浜や護岸などの海岸地形よりも波高が高いと陸上に駆け上がります。これを遡上(そじょう)といいます。
  • 地形による遡上のタイプ
    • 1.河川・運河・水路
    • 1.河川・運河・水路
    • 河口から入り、河川に沿って遡上するタイプで、勾配の緩い河川、運河、埋立地の水路で見られます。内陸深くまで進みやすく、河岸堤防を越えて市街地や田畑に浸水することがあります。
    • 2.砂浜・海岸平野
    • 2.砂浜・海岸平野
    • 海岸が平坦で砂州や砂丘になっているところで、アメーバが這うように進んで氾濫するタイプで、浸水する深さは③(傾斜地形)よりは大きくないが、影響する面積が広いのが特徴です。低地が多いので排水しにくく、浸水期間が長くなる恐れがあります。(仙台湾岸、九十九里浜など)
    • 3.傾斜地形
    • 3.傾斜地形
    • 中小河川の谷底平野や傾斜した海岸平野を遡上するタイプ。奥まった入り江に加え、前面の海底が谷状のこともあり、標高が高いところまで遡上する可能性が高いです。(三陸海岸、紀伊半島など)
    • 4.段丘・護岸
    • 4.段丘・護岸
    • 海食崖や護岸など急崖が前面にあり、背後が平坦地となっているタイプで、津波の高さが急崖を越えた時、砂浜・海岸平野型と同じ氾濫形態となります。

押し波と引き波

  • 長時間続く、押し波と引き波。
  • 津波は、押し波と引き波が長時間続きます。津波が沖合から海岸に向かって進行する場合を押し波といい、逆に津波が海岸から沖合に向かって進行する場合を引き波といいます。津波の始まり(第1波)が押し波か引き波かは、津波発生域での断層運動の方向や規模によって異なります。また、津波が到達した場所周辺の海底地形によって変わることもあります。
    先に引き波が来たときには、潮が異常に引くので普段は見えない海底が現れたりしますが、それが津波によることを知らず海岸に近寄ると、次にやってくる押し波によってさらわれる恐れがあり、たいへん危険です。
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  • 押し波は、水深の深い方から浅い方に向かい、さらに陸上を遡上して海水の流れとなって徐々に高所に達します。波(海水の流れ)の進行速度は斜面を遡上すると徐々に遅くなります。しかし、勾配のほとんどない平野部では、進む速度はあまり下がらずに内陸深くまで進入します。
    引き波は、押し波とは逆に陸上あるいは海底の高い方から低い方に重力にしたがって進むので、波(海水の流れ)の進行速度は徐々に速くなります。このため押し波よりも引き波の方が水自体による破壊力は大きくなりやすく、押し波ではびくともしなかった建物が引き波によって倒されたり押し流されることがあります。

漂流物にも注意を

  • 津波はあらゆるものを押し流す。
  • 遡上した津波がもたらす流れは、破壊された建物・車両・打ち上げられた船舶などの他、陸上にあったさまざまなものを巻き込んで進行するので、破壊力は海水だけの時よりもさらに大きくなります。コンクリート造りの建物や護岸を破壊し、海岸を浸食し、いつもの景色を一変させてしまうこともあります。

繰り返し襲ってくる津波

  • 津波は、数日間続く場合も。
  • 津波は、ほとんどが一回の地震によって引き起こされた海面変化が伝わって来るものですが、1回限りではなく、何度も繰り返し来襲します。
    初めに到来した波(第1波)が一番高いとは限らず、第2波、第3波、あるいはそれよりも後で第1波から数時間以上経過してから最大の波が到来することもあります。したがって、最初の波が大した高さでなくても後から来る波に対して油断はできません。
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  • 津波は、様々な周期の波の集合なので進行速度にバラツキがあります。次々と広がった津波は、比較的単純な地形である深海域の最短経路を進んでくる波だけでなく、別の海岸で反射してくる波、水深変化が複雑な海域(伊豆海嶺や伊豆小笠原海溝など)を経由して来る波などがあります。
    そのため、津波の伝わる速度や経路によって、海岸に早く到達する波と遅れて到達する波があり、最初の波が一番高いとは限りません。湾内に入った津波が海岸で何回も反射(振動)したり、いくつかの波が重なり合ってより高くなることもあります。

津波の時の満潮と大潮

  • 満潮と大潮の情報にも注意を。
  • 海には潮の満ち引き(潮汐 ちょうせき)があり、干潮と満潮を1日にほぼ2回ずつ繰り返しています。津波の予報時には、津波の高さと到達時刻に加え、各地の満潮時刻も伝えられます。同じ高さの津波でも、干潮よりも満潮の方が危険性は高くなります。
    また、新月または満月の頃に起こる大潮の時には、潮の干満の差が最も大きくなり、満潮時の潮位が高くなるため、さらなる注意が必要です。
    また、海外で起こった地震の津波が、日本まで届く場合もあります。この場合、日本で地震の揺れを感じなくても、満潮や大潮の影響で大きな津波が日本に襲来する危険性があります。

津波を知る

  • 津波はどのようにして起こるのか、なぜ津波を引き起こす地震が日本で多く起こるのかなど、津波についての基本的な事柄を解説します。
  • 津波の伝わる速度や海岸・陸上での動き、押し波と引き波や満潮・大潮と津波の関係など、津波の特徴を、イラストを交えて紹介します。
  • 浸水域/浸水深/遡上高などから分かる津波の爪あと。国や地方自治体などから発表される情報をさらに詳しく、正確に理解するために役立つ知識です。
  • 気象庁や国際機関による津波情報の種類や、いざという時に安全に行動するための心がまえをアドバイスします。

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