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サイエンス

   2015年8月6日

気温も湿度も高くてツライ夏……全国ランキング発表!!日本一の《ジメ暑(じめあつ)》県はどこ!?


どっひゃーー、、、今日もジメあつ~~~

どっひゃーー、、、今日もジメあつ~~~

連日の猛暑日、高温注意情報の発表が続き、今年はなんともツラ~い夏になりましたね。なぜにこんなにも、日本の夏は体にこたえるのでしょうか? 日本気象協会では、温度と湿度が高い状態が続くことでもたらされる、「過ごしづらい暑さ」を表す指標《ジメ暑(じめあつ)指数》と《ジメ暑日(じめあつび)》を新たに定義。加えて、ジメ暑日数を多く記録している全国ランキングを発表しています。厳しき夏を乗り切るために取り入れたい《「ジメ暑》県の暮らしの知恵&特産品とともにご紹介します!

今年はさらに多発!? 過ごしづら~い暑さを表す《ジメ暑(じめあつ)指数》&《ジメ暑日(じめあつび)》って!?

気温が高い夏でも、たとえば湿度が低い欧米などでは、比較的過ごしやすいもの。ところが日本の夏は、気温の高さに加え、むしむしと湿度が高く、非常に疲労感がつのりますね。じっとしていても汗が噴き出す“過ごしづらい暑さ”を表すために、日本気象協会では《ジメ暑(じめあつ)指数》を新たに定義しています。

さらに、ほとんどの人が暑くてたまらず不快さを感じると考えられる《ジメ暑(じめあつ)指数85以上の日》を、《ジメ暑日(じめあつび)》と命名! 日本特有の暑さを表す新たな指標として注目を集めています。

例えば《ジメ暑指数85》とは、「気温32度、湿度74%」に相当します。目安として、東京の8月上旬の平年値では、最高気温31.1℃、平均湿度73%となっています。この場合、体感温度は35度!となり、かいた汗は乾きにくく、さらに体温も下がりにくくなって、体に熱がこもりヒートアップしてしまいます。

そんな高温・多湿な状態のもと、私たちの体は体温を一定に保とうとします。この際にエネルギーを必要とするため、かなりな負担が生じ、夏バテや熱中症の原因となってしまうのです。

さて、日本全国各地方の≪ジメ暑≫度も気になるところですね。全国的にジメジメとした暑さが続く、二十四節気の大暑にあたる7月23日から処暑となる8月23日の約1ヶ月間の《ジメ暑日》の日数を比べたところ…その結果は、、、

1位/熊本県(25.9日)
2位/鹿児島県(25.8日)
3位/奈良県(25.7日)

4位/高知県(24.8日)
5位/佐賀(24.7日)

37位/東京都(15.6日)

43位/宮城県(9.2日)

47位/北海道(1.0日)

とのこと。()内の数字は平均日数です。

太平洋高気圧や南からの湿った空気に列島が覆われる日本の夏は、東北地方や北海道は比較的過ごしやすいものの西日本はジメ暑期間が長くなるのが特徴。上位3県は、《ジメ暑日》がなんと1カ月ちかくも続いているのですから大変ですね。

※tenki.jpラボ
日本の夏はジメ暑日(あつび)が続いていた!?より
http://www.tenki.jp/labo/

さて続いて、上位3県別に《ジメ暑》解消に有効と思われる特産品と、古くから取り入れてきた暮らしの知恵を紹介しましょう。

《ジメ暑日》発生記録堂々1位の熊本県は、スイカ生産量も日本一!

じめ暑にスイカ!
じめ暑にスイカ!
《ジメ暑日》最多記録堂々1位の熊本県は、九州全域でもとくに夏の暑さが厳しいとされるエリア。その理由は、九州山地にぐるりと取り囲まれた地形により、熱気が逃げられない状態が続くためです。
そんな熊本県は、くしくも夏を代表する食べ物「スイカ」の生産量日本一でも有名(特に植木産のスイカのおいしさはとびきりだそう)ですね。
約90%が水分のスイカは当然水分補給にもなるうえ、ビタミンやリコピン、β-カロテン、さらにカリウムも摂取できる優れもの。特に夏に失われがちなカリウムは、筋肉や神経のはたらきを正常に保つ大切なミネラル。血圧を正常に保ったり、むくみを解消したり、熱中症の予防にもつながります。

昔から夏に「スイカ」を食べる習慣には、理由があったのですね。

ランキング2位の鹿児島県。あの「シロクマ」発祥の地!

じめ暑にシロクマ!
じめ暑にシロクマ!
九州地方では太平洋高気圧とチベット高気圧、ふたつの高気圧に挟まれる可能性が高く、《ジメ暑》2位には鹿児島県がランクイン。

滋養・強壮などの効能があるとされる「自然薯(じねんじょ)」を使ったお菓子「かるかん」も有名ですが、今回はあの「シロクマ」を紹介しましょう。

もちろん「シロクマ」といっても、動物の白熊ではなく、かき氷の練乳かけにフルーツがいっぱい入った、鹿児島県民にとっておなじみの「氷白熊」のこと。練乳や蜜をかけた雪のように白いかき氷に、色とりどりの果物がトッピングされ、見た目も涼し気。冷た~い氷は、口に含んだ瞬間、体の熱をすみやかに取り去ってくれます。鹿児島に訪れた際は、ぜひ食べてみたい名物スイーツです。

第3位は悠久の都・奈良県。万病に効くとされる「吉野葛」で体調も管理?

じめ暑に葛きり!
じめ暑に葛きり!
紀伊山地に囲まれた奈良県は、盆地特有の《ジメ暑日》が多発する地方。日本の至宝が残る古都に伝わる夏バテ解消に取り入れたい特産品は、奈良漬け、三輪そうめん、そして「吉野葛」(よしのくず)でしょうか。

「吉野葛」は、奈良県吉野の特産品・葛(くず)の根に含まれる澱粉を精製し乾燥させた、添加物を一切含まない自然食品。解熱作用・疲労回復・腸環境の改善に効果があるといわれ、漢方薬にも用いられています。風邪をひくと葛が入った「葛根湯(かっこんとう)」を飲んだり、夏に「葛きり」や「葛まんじゅう」を食べるのは、熱を体の外に出してくれる働きがあるからなんですね。確かに、蜜をかけた「葛きり」をつるつると食すのも夏のお楽しみ。

また、冷房や汗、冷たいものの摂り過ぎで冷えた体を暖めたいときは、ぜひあったかい「葛湯」を夏場でもどうぞ。
葛粉をお湯に溶かして、ひと匙ひと匙ゆっくり口に含めば、弱った胃腸もほっとほぐれて体の芯からほっこり。梅干しやショウガも加えれば、風邪対策や免疫力アップにつながります。

――今年はまだまだ各地で続きそうな《ジメ暑日》。
トップ3県に倣って、スイカ、氷(シロクマ)、葛を上手に生活に取り込んで、楽しく健やかに夏を乗り切りたいですね。

(2015年8月6日)


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