10月から旬の「サバ」。「鯖街道」という道を知っていますか?
2017年10月19日
今回は、日本におけるサバの歴史と栄養についてご紹介します。
京は遠ても十八里。京都と福井を結ぶ「鯖街道」
京都の名物「さば寿司」
現在の福井県にある若狭は、朝廷に食料を納めていた「御食国(みけつくに)」の一つです。「京は遠ても十八里」という言い回しがあるように、若狭の人々は重い荷物を担いでおよそ80kmの道のりを歩いていました。若狭からはサバがよく運ばれていたそうで、サバが運ぶために使われていた道が、後に「鯖街道」と呼ばれるようになったのです。もちろん舗装されていない山道を通るわけですから、さぞ大変な仕事だったでしょうね。夜通し歩いて運んだサバは、京についた頃には塩がよくなじんで良い味になったと言われています。
DHAだけじゃない?サバにはたっぷり栄養が含まれているんです!
さらにサバには、セレンと呼ばれるミネラルの一種が豊富に含まれています。セレンはアンチエイジングに効果があると言われています。サバに含まれるセレンの量は、全食品の中でもトップクラスです。
サバが美味しいこの季節、焼いたりみそ煮にしたり、料理の仕方を変えながら、たっぷりの栄養を美味しくいただきたですね。