1993年、北海道の西に位置する奥尻島は、北海道南西沖の大地震にみまわれ、津波や火災などの大きな被害を受けました。そんな奥尻島では地震後、何年もかけて、波をかぶった土地をぶどう畑にし、家や仕事を失った人々とともにワインを醸造していますが、この「離島ワイン」がおいしいと話題になっています。
島では一年中、海から風が吹いているので、潮風によって多くのミネラルが運ばれます。奥尻のワインに使われるぶどうは、海から運ばれたミネラル分を豊富に含んだ土で育つので、微妙に潮風の香りがします。これが個性的でおいしいと評判をよび、ワイン好きの間でも高評価を得ています。
大災害から立ち上がった島の復興の象徴ともいえる「奥尻ワイン」。さて、どういう味がするのでしょう。