アジサイやアヤメなど、自然界に青い花はいくつもありますが、バラだけは長い間、青い色は存在しないといわれていました。そのため、青いバラの花言葉は「不可能」、「存在しないもの」など、マイナスのイメージでした。しかし、2002年、バイオテクノロジーの力によって、日本の研究者たちが遺伝子の組み替えによって、ついに、世界初の青いバラを誕生させました。花言葉は「夢かなう」。青いバラの登場は当時、マスコミでもずいぶん話題となりました。
5月からバラが見ごろを迎えるこの時期、奇跡のバラともいわれる「青いバラ」がどのように誕生したのかをお伝えします。