明日、3月30日はマフィアの日です。 記念日の由来は、1282年3月30日にフランスの支配下にあったイタリア・シチリア島で起きた「シチリアの晩鐘事件」にあります。フランス人に対して暴動を起こしたシチリア人の合言葉「Morte alla Francia Italia anela(すべてのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」になることから、マフィアという言葉が生まれたと言われています。 シチリアと言えば、映画「ゴッドファーザー」の舞台としても有名ですね。そこで、マフィア記念日にちなみ、マフィア(ギャング)映画をご紹介。ぜひ、その世界を堪能してください。
マフィアが登場するギャング映画の原点とも言えるのが「暗黒街の顔役」です。モデルは禁酒法時代のマフィアのボス、アル・カポネ。モノクロの映像のなかで、一人のギャングがすべてを手に入れようとあがき、そして破滅するさまが描かれています。炸裂する銃撃、カーチェイス、そして裏切りを重ねて成り上がり、自分の妹にまで激しすぎる愛情を示す主人公の性……。「The World Is Yours(世界はあなたのもの)」というネオンの文字が、その欲望を象徴するように使われ、すべての要素が、のちのギャング映画に大きな影響を与えたと言われる本作品。 1983年にアル・パチーノ主演でリメイクされ(邦題 スカーフェイス)、監督ブライアン・デ・パルマ、脚本オリバー・ストーン。主人公はキューバからの移民という設定ですが、こちらもカルト的人気を誇る名作です。