梅雨という名称が日本で使われるようになったのは、江戸時代といわれています。もともと中国で梅の実が熟す時期の雨季ということから梅雨と名づけられ、それが日本に伝わって来たそうです。また、カビが生えやすい時期だったことから、黴雨と書いて「ばいう」と読んでいたものを、それではイメージがよくないことから、「梅」の字を当てて梅雨となったという説もあります。
暦の上では6月11日ころを入梅(にゅうばい)といいますが、北から南まで細長い日本は地域によって気候も異なります。
梅雨入り時期を見てみると平年、沖縄では5月9日ごろですが、東北北部は6月14日ごろと、1ヵ月以上も差がありますね。