岐阜県の名瀑の最後を飾るのは「阿弥陀ヶ滝(あみだ が たき)」です。
その名からして信仰の地であることが推測できますが、この地には、戦国時代に天台宗「 長滝寺」(郡上市)の道雅法師が、滝近くの岩窟で護摩修業(火をもって苦の根元である煩悩を焼きつくすこと)を行っていたところ、焚いた護摩の中から阿弥陀如来(あみだにょらい/はかりしれない寿命と光を持つ者)が現れたという言い伝えが!
それ以前は「長滝」という名前でしたが、阿弥陀如来の出現を機に「阿弥陀ケ滝」になったのですが、こうした言い伝えから「阿弥陀ケ滝」はありがたい場所として知られるようになり、かの浮世絵師・葛飾北斎も『諸国滝廻リ』に『木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝』を描いています。
現地では、豪快かつ気高い滝の姿を堪能できますが、滝の裏側から豪快な落水を確認できる点もポイントです。ただし、裏側に行くと水しぶきで足元がビショビショになるため、替えの靴下やタオルなどを持参していくと安心かもしれません。
「阿弥陀ケ滝」(岐阜県郡上市白鳥町前谷)※お出かけの際は、事前に
八幡神社(郡上市)の天候もチェック!
●アクセス/【車】東海北陸自動車道高鷲ICより、岐阜県道45号高鷲インター線、国道156号、岐阜県道314号石徹白前谷線経由で約15km
●【電車】長良川鉄道美濃白鳥駅より郡上市自主運行バス石徹白線で「阿弥陀ヶ滝」バス停下車、徒歩約20分
●詳細は
郡上市役所HPをご参照ください