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西に数年に一度強烈寒気 記録的大雪か

2017年2月9日 16時35分

吉田 友海吉田 友海
[日本気象協会本社] 気象予報士 熱中症予防指導員

今夜から西日本の上空に強烈な寒気が流れ込み、週末にかけて比較的長く居座るでしょう。近畿北部から山陰を中心に大雪に警戒。太平洋側も積雪の恐れ。大きく交通機関が乱れる可能性があります。

◆今夜から強烈寒気流れ込む

今夜から西まわりで強い寒気が流れ込む見込みです。今回の寒気の特徴は以下の通りです。
①西日本の上空5500メートル付近に氷点下39度以下という数年に一度レベルの強烈な寒気が流れ込む見込み
②寒気は今夜から12日(日)頃にかけてと比較的長い期間居座り、影響が長引く恐れがある

このような強烈な寒気の影響で12日(日)頃にかけて日本海側は広く雪で、特に近畿北部から山陰を中心に雪の量が多くなるでしょう。山沿いは大雪に、平地でも過去にそうそうないような大雪となる恐れがあります。

◆2010年~2011年冬 山陰で大雪被害

過去にも山陰で記録的な大雪となり、大きな被害が出たことがありました。2010年の大晦日~2011年の元日に強い寒気が流れ込み、山陰で記録的な大雪に。鳥取県の米子では2011年1月1日に最深積雪89センチに達し、統計開始以来1位の記録となりました。このとき鳥取県や島根県では400隻ほどの漁船が雪の重みで転覆。また、電線が切れるなどして大規模な停電も発生しました。さらに、国道で車の立ち往生が発生するなどの被害がでました。
大規模な立ち往生は今年1月23日から24日の大雪でも米子自動車道や鳥取自動車道で発生しています。

今回も山陰から近畿北部を中心に大雪となり、立ち往生が発生するなど交通機関が大きく乱れる恐れがあります。また、湿った重たい雪が降り、電線に着雪、停電が発生する可能性もあります。不要不急の外出は避けて、停電に備えて懐中電灯や暖をとるものを用意しておくと良いでしょう。

◆太平洋側も所々で積雪

また、日本海側だけでなく、普段、雪の少ない太平洋側でも週末にかけて警戒が必要です。東海や近畿中部・南部、四国、九州にも雪雲が流れ込み、積雪となる所があるでしょう。交通機関に影響がでる可能性がありますので、交通情報にもご注意下さい。また、夜間は冷え込み、路面が凍結する心配もあります。車は冬の装備で、雪道に慣れない場合は公共交通機関を使うなど無理のないようになさって下さい。

(2017年2月9日 16時35分)

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