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梅雨なのに渇水・・・ 6月の雨と日照

2014年7月1日 23時5分

堀江 万喜堀江 万喜
気象予報士 防災士

関東では連日の雨や雷雨で、6月は記録的な大雨になった所もありましたが、一方で東海から九州北部は雨が少なく、東海を中心に渇水傾向。取水制限の始まっている地域があります。
6月の雨量を振り返ってみますと、上の図にありますように、関東や東北の広い範囲、北海道では多く、かなり多くなった所もありました。(青色の表示が多い、又はかなり多い地域)
上旬は本州南岸の動きの遅い低気圧と湿った気流の影響を受け、中旬には気圧の谷の影響、下旬は上空の強い寒気の影響などにより関東を中心に各地で大雨。日光(栃木県)では6月の月降水量の多さが過去1位となりました。

また、九州南部や奄美、沖縄は梅雨前線の影響で雨量が多くなりました。

一方で、東海から九州北部にかけては、まとまった雨の降る日が少なく、梅雨に入っても雨の少ない、又はかなり少ない状況が続きました。(オレンジの表示が少ない、又はかなり少ない地域)
梅雨前線が奄美付近に離れて停滞することが多かったためです。
近畿地方の月降水量は平年の39%と統計開始以来、6月としては最も少ない値になりました。
また、飯田(長野県)や浜松(静岡県)、神戸(兵庫県)など8地点で、月降水量が過去最も少なくなりました。
こうした状況の中、現在は東海を中心に渇水対策本部が置かれ、一部で取水制限が始まっています。
また、6月の日照時間を見てみますと、関東や東海では多い、又はかなり多く(オレンジの表示)、近畿から九州にかけては平年並みか少なくなっています。
関東では日照はたっぷりあったものの、雨の降る日数が多く、降れば短時間にザッと大雨。東海は日差しが多く、雨も少なかった。近畿から九州にかけての日照は平年並みか少なく、曇りの日が多くなりましたが、梅雨前線による雨域がかからなかったため雨日数が少なかったということです。

6月は、関東や東北では大雨、東海から九州北部では渇水傾向と、それぞれに偏った天気になりました

この先1か月は? 7月の天候

では、7月の天気の傾向はどうでしょうか?
この先の1か月予報によりますと、次第に前線が北上して、西日本や東日本の太平洋側では曇りや雨の日が多くなる予想です。北日本でも後半は雨の日が増える予想。沖縄や奄美は晴れる日が多くなるでしょう。適度に雨が降って、東海を中心とした渇水傾向も解消されるといいですね。

(2014年7月1日 23時5分)

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