今日19日 フェーン現象で日本海側ほど気温上昇 猛烈な暑さに 熱中症に厳重警戒
今日19日 フェーン現象の影響で日本海側ほど気温上昇
今日19日は東北から九州まで晴れる所が多く、このあとも気温が上がる見込みで、最高気温は、山形で38℃、舞鶴は37℃、福島は36℃、熊本は35℃、東京都心は34℃となる予想です。山形県、新潟県、石川県、熊本県、沖縄本島地方には熱中症警戒アラートが発表されており、危険な暑さとなるでしょう。気温の高い時間はできるだけ外出を控え、涼しい環境で過ごすなど、熱中症予防を心がけてください。
また、今日から夏休みというお子さんも多いと思いますが、子供は熱中症になりやすいため、こまめに休憩をとったり、水分補給をするよう周りの人が声をかけてあげるようにしてください。
フェーン現象とは
① 例えば、図の右から左へ風が吹く場合、風上の平地の気温が25℃だとすると、この風が高さ2000メートルの山をのぼる時、100メートル上昇する毎に約0.6℃気温が下がるので、山頂付近の気温は風上の平地より低い13℃になります。
② 山頂付近に向かうにつれて、風上の平地より気温がどんどん下がることにより、もともと空気中に含んでいた水蒸気のうち、ある程度の水蒸気が冷やされて小さな水の粒になります。この水の粒は、空気中をただよう雲や霧に変わり、雨粒となって落ちてしまうので、空気中の水分が減って乾燥した風になります。
③ 乾燥した風が山をおりる時には、100メートル下降する毎に約1℃気温が上がるので、風下の平地の気温は、風上の平地より高い33℃になるのです。
湿度が変わると、気温の変化する割合も変わることが、フェーン現象の発生原因です。