トップ > tenki用語辞典 > 季節現象 > 梅雨前線

tenki用語辞典

梅雨前線(読み:ばいうぜんせん)

梅雨の期間に日本から中国大陸付近に出現する停滞前線で、一般的には南北振動を繰り返しながら沖縄地方から東北地方へゆっくりと北上することが多い。梅雨前線はゆっくりと北上したり南下したりし、その近くでは雲が多く雨の降りやすい状態が続く。梅雨前線上に発生した低気圧が、前線に沿うように移動することもあり、そのような場合には前線の活動が特に活発になる。梅雨前線の影響が大きい太平洋側の各地では、梅雨時期を含む夏がほかの季節よりも雨量が最も多くなる。梅雨前線は空の水道といわれ、生活用水の確保として大切な半面、災害をもたらす原因ともなる。一般的には、7月後半には梅雨前線が北上して弱まって全国的に梅雨が明け、8月には真夏の太陽がギラギラと照りつける。しかし、年によっては、オホーツク海高気圧が強いために梅雨前線が北上せず、弱まって梅雨が明けることがある。梅雨前線上の雲は連続的ではなく、積乱雲の複合体である団塊状になっており、その団塊の下では大雨となる。梅雨前線が日本付近にあるときに、南から台風が接近する場合には前線の近くで大雨が降るので、台風が日本から離れていても警戒が必要である。
梅雨前線の衛星可視画像(2015年7月2日)

梅雨前線の衛星可視画像(2015年7月2日)

梅雨期には、日本付近に東西に延びる雲がみられる。
梅雨前線の天気図

梅雨前線の天気図

梅雨期には、日本付近に東西に延びる前線が停滞する。

カテゴリ

関連記事
出典 書籍名 お天気用語事典(2002年初版発行)
著者紹介 饒村 曜
1951年新潟県出身。気象庁に入り、気象庁予報部予報課、総務部企画課等を経て、2011年に気象庁を定年退職。以降、青山学院大学・静岡大学の非常勤講師を務めながら、著述業に専念している。著書に「台風物語(日本気象協会)」、「防災担当者の見た阪神淡路大震災(日本気象協会)」、「図解 地震のことがわかる本(新星出版社)」、「気象予報士完全合格教本(新星出版社)」などがある。 また、Yahoo!個人でも積極的に記事を更新している。
出版社
株式会社 新星出版社

今日の天気(全国)

21日14:00発表

全国のコンテンツ

iPhoneアプリ App Storeからダウンロード
推奨環境:iOS8.0以降
iPadアプリ App Storeからダウンロード
推奨環境:iOS8.0以降
Androidアプリ Google playからダウンロード
推奨環境:Android4.4以上

このページの先頭へ